外務省の秦剛報道官は、15日、台湾当局が「台湾」の名義でWHO・世界保健機関への加入を申し入れたという問題について記者の質問に答えた際、「主権国家だけが国連の専門機関に加入できることになっているが、台湾はその資格を持っていない」と指摘しました。
報道によりますと、台湾の指導者陳水扁氏がこのほど、WHO事務局長に、「台湾」の名義でWHOに加入する申し入れの書簡を送ったということです。
これに対して、秦剛報道官は、「WHOは、主権国家だけが加入できる国連の専門機関である。台湾はその加入や申し入れの資格を持っていない。ここ数年、台湾当局は、世界保健大会で、何度も台湾に関する提案を出したが、いずれも失敗した。台湾当局がどんなに手段を変えても、保健問題を利用して『台湾独立』分裂活動のために便宜を図る狙いは実現できない」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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