中国社会保障基金理事会の項懐誠理事長は12日、「中国の社会保障基金投資は基金の安全を確保するため、ここ数年実施してきた穏健な路線を継続する」と述べました。
中国の社会保障基金は現在、2800億元以上の資産を擁し、去年の収益は196億元で、収益率は約10%になりました。
項懐誠理事長は、「今年、社会保障基金への投資額は1000億元を超え、これまでの最高を記録する見込みだ」と述べました。
統計によりますと、中国の高齢者人口は2030年に2億2000万人、定年退職者数は1億5000万人を超える見込みです。
項懐誠理事長は今月初め、香港での会議で、「中国の社会保障基金は養老金への支払いを十分に満足出来るようにするため、資産の規模を今後5年から10年の間に少なくとも1兆元まで増やす必要がある」と述べました。(翻訳:董燕華)
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