中国長江水文局がこのほど発表した報告書によりますと、1月から3月までの3カ月間、三峡プロジェクトは、長江の中流と下流にあわせて30億立方メートルの水を供給したということです。
長江水文局のシニアエンジニア程海雲教授は、「沿岸地域の生産、生活、通航用水の需要を満たすため、三峡プロジェクトは2月初めに長江中流と下流に水を供給する仕組みをスタートさせ、水の放出量を増やしている」と述べました。
専門家は、「三峡プロジェクトが下流に水を供給することは、発電を増加し効果を高めることにプラスだけでなく、渇水期の運輸条件を改善し、また沿岸の住民の生産と生活にも便宜を図った。これは、三峡プロジェクトの機能が元の洪水予防、発電、運輸に加えて、さらに拡大されたことを示している」としています。(翻訳:玉華)
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