中国国家知的所有権保護弁公室の姜増偉主任は4日北京で、「中国は今年から知的所有権侵犯に関する裁判を公開する制度を実施し、外国政府や国際組織の中国駐在代表らが裁判を傍聴できるようにする。これは、法に基づいて知的所有権をよりよく保護するためである」と述べました。
姜増偉主任はまた、「人民代表大会の代表、政治協商会議の委員、関連業界と関係部門の代表、専門家たちも傍聴者の対象とする」と語りました。
外国の代表らを知的所有権侵犯の裁判の傍聴に招くことを制度として定めることは中国では初めてのことです。ここ数年、広東、上海などの沿海都市で行われた知的所有権侵犯の裁判では、被害者の外国企業の代表や外国の中国駐在大使館の館員らが招かれたことがあります。
知的所有権侵犯の裁判の公開は、影響が大きい案件を選ぶことにしており、裁判に関わる重要な情報をマスコミで発表することなどを通じて、知的所有権の関連法律を執行する透明度を高めることを目指しています。(翻訳:姜平)
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