日本レコード協会によりますと、中国国家版権局の認可により、日本レコード協会が日本音楽の中国での権利認証機関として、4月1日から業務を開始することになります。
中国の権利認証制度の下に、日本の音楽作品が中国市場で発売される場合は、まずは、香港に設置された国際レコード業協会の認定を受ける必要があります。
今日(29日)北京市内で行われた記者会見で、日本レコード協会筋は、「今回の認可により、これまで2週間以上かかった認証の過程は1日から2日までに短縮され、手続きは大幅に簡素化できることになる」と説明し、今後の日中間の音楽交流の拡大に期待を示した上で、北京に事務所を設置し、関連業務の展開に協力していく方針を明らかにしました。
なお、権利認証制度は、中国国家版権局が海賊版業者の排除を目的とし、ライセンサーが正当な権利保有者であることを第三者機関が認証する制度です。
関係者は、中国では、これまで、映画、ソフトウェア、音楽などそれぞれ一団体にのみに権利認証を出さなかったが、この制度ができたことにより、ある特定の一国の団体に権利認証の認可が初めて出されることになったと語っています。(王 小燕)
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