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国連 水不足対策を強化
   2007-03-23 16:07:14    cri
 3月22日は、『国連水の日』です。第15回の今年のテーマは、『水不足への対策』です。国連の関連機関は、この日、ローマで記念活動を行い、世界各国に水資源の管理と国際協力を強化し、水不足に対応するよう呼びかけました。

 水資源は、人類にとって、最も貴重な資源ですが、利用可能な水は、世界の水資源のわずか0.26%にすぎません。水資源を保護するために、国連は、1993年から3月22日を『国連水の日』に定めています。ローマでの記念活動で、国連食料農業機関のディウフ事務局長は、「水不足は全世界が直面している問題だと強調した上で、

「もし水がなければ、生産活動は不可能で、食物も失われる。どんな社会や経済体も、水不足の影響を受けている。水危機は世界の危機になっている。現在、世界でおよそ28億人が水不足の影響を受けている。2025年には、世界人口の3分の2が、水不足に見舞われるだろう」と語りました。

 国連は、2000年に8項目のジェネレーション計画を発表しました。その一つは、5歳以下の児童の死亡率を3分の1に減らすことです。安全な飲み水の不足は、5歳以下の児童を死なせる主な原因となっています。国連事務総長の「水・衛生諮問委員会」のウィレム・アレキサンダー会長は、「安全な飲み水と衛生施設の不足によって命を落とす5歳以下の児童は、毎年、160万人もいる。これは、2004年に発生した東南アジアの津波災害による死者の8倍に相当する」と語りました。

 もちろん、水資源は、児童の死亡率だけではなく、2015年までの、貧困人口の減少、男女平等、教育の普及などのジェネレーション計画の実現にもかかわりがあります。アフリカ大陸は、世界で最も貧困な地域のひとつで、ここも、水不足に悩まされています。アフリカ水資源閣僚理事会のムタガンバ会長は、席上、「安全な飲み水と衛生施設が足りないため、多くの人が伝染病に感染している。適切な措置を取らないと、衛生施設と安全な水資源不足の影響を受ける人の数は2015年に、今の倍になる」と水資源の重要性を強調しました。

 国連食料農業機関のディウフ事務局長は、2015年までにジェネレーション計画を計画通りに実現するには、水資源問題を解決する適切な措置を講じなければならないと強調して、「国際的に連携を強めなけばならない。各国も、水資源の合理的な使用を行うメカニズムを作るべきだ。地域で、各分野の管理を強化し、水資源の持続可能な使用を確保すべきだ」と語りました。

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