朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議は、22日も協議が行われます。4日目の22日の協議では、初期段階における具体的段取りや、次の段階でどんな行動を取るべきかが話し合われます。この日の協議は多国間協議の形で進められる可能性があるということです。
中国代表団の秦剛報道官は21日の記者会見で「現在、個別の問題で技術的な問題がまだあるが、各国は、それら問題の解決に向けて積極的に措置を検討している。21日の団長会議では、会期の延長を決めた」ことを明らかにしました。
一方、アメリカ代表団のヒル団長は、21日夜北京で、「朝鮮の資金凍結解除問題により、協議の進み具合が遅くなった。われわれは、中国の求めに応じて、1日か2日間協議を延期することに同意したが、22日の協議で何らかの成果が得られることを望んでいる」と語りました。
同じ日、ロシアのロシュコフ団長は「中国銀行は、バンコデルタアジア銀行に凍結された朝鮮資金の受け入れを拒否した」と述べました。
韓国のチョン・ヨンウ団長は、「朝鮮は、資金が振込まれるのを必ずしも待つ必要はない。それが、当面の最もいい解決法かもしれない」と述べました。
さらに、日本代表団の佐々江賢一郎団長は「朝鮮の資金凍結解除問題が解決された後に、非核化をめぐる実質的な討議を行うことが非常に重要だ」と述べました。(翻訳:ミン亦氷)
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