朝鮮半島の核問題を巡る第6回6カ国協議が19日午前10時から北京市内の釣魚台国賓館で始まりました。日本代表団の佐々江賢一郎団長は、「非核化の初期の問題について、特にこの60日以内に実施するわけですから、それが着実に実施されるように、朝鮮が実際に措置を取っていくのを確認することが重要だ」と強調しました。
拉致問題について、佐々江団長は、「これは、日本と朝鮮の作業部会の主要な交渉テーマである。ハノイでの協議で、進展が見られていないが、この分野で進展がまったくないと思う必要はない」と述べました。
佐々江団長は、さらに「朝鮮半島の非核化、平和と安定の長期的な目標に向かって、今はスタート時点である。われわれは、全体を進めるように、全力を挙げて行きたいと思う」と述べました。(取材:任春生)
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