同済大学の地下空間研究者が、上海の関連政府部門の委託を受け、「地下空間緑化建設」をテーマとした研究を進めている。地下公園の建設候補地は、浦東区に一応決定した。マーケットや公共空間などのある、緑に包まれた数百平方メートルの「地下公園」が3年以内にも上海に登場するかも知れない。「中国新聞網」が伝えた。
地下オフィス用物件や地下鉄駅などに設けられたごく小さなグリーンスペース以外、上海の地下空間には「緑」は極めて少ないのが現状だ。混雑した地下鉄駅、地下の大型マーケット、地下道などでは、人の流れが地下空間をほぼ占有しており、空気はかなりよどんでいる。計画中の「地下公園」は、上海の大型地下スペースを、地上の「緑化」条件を完全に満たす公園にしようと検討をすすめている。中央に緑地を作り、草花や灌木を植え、水景施設も配備する。「公園」の予想総面積は数百平方メートル。
上海の一部大学、科学研究所、企業は、地下空間緑化に関する技術をすでに掌握しており、本当の意味での「地下公園」が上海に登場する見込みは高い。(編集KM)
「人民網日本語版」
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