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朝鮮米国関係正常化交渉、ニューヨークで開催
   2007-03-06 15:39:35    cri

 朝鮮とアメリカは5日、ニューヨーク・国連本部のアメリカ事務所で2日間にわたる朝鮮アメリカ関係正常化活動グループ第1回会議を行いました。今回の会議は六カ国協議の関連協議の重要な一部として、注目を集めています。

 朝鮮の副外相で、六カ国協議朝鮮代表団のキム・ゲグァン(金桂冠)団長とアメリカ代表団団長・ヒル国務次官補はそれぞれ代表団を率いて、この会談に参加しました。アメリカのスポークスマンはこの日、記者会見し、「アメリカ側は会談中、朝鮮側に対し両国関係正常化のため履行すべき手続きを指し示すことになる。一方、朝鮮側は9.19共同声明の実施や第5回六カ国協議の第3段階会議で合意した共同文書に自分の立場を表明することになる」としたうえで、「双方はアメリカが朝鮮のテロ支援国家指定を解除し、朝鮮との貿易を規制した敵国通商法を終了し、朝鮮経済制裁を解除するなど問題について討議を行う」と述べました。スポークスマンはまた「朝鮮側は高濃縮ウラン計画が含まれるすべての核開発計画を公開し、廃棄すべきである」と強調しました。

 関係筋によりますと、会談中、双方は連絡事務所の共同設立、ライス国務長官の朝鮮訪問などの問題について討議する可能性もあるとのことです。

 朝鮮側は今回の会談が成果を収めることを期待しています。韓国の通信社・聯合ニュースによりますと、キム・ゲグァン団長は5日午前、記者会見し、「会議は成功を収めることになる」との見通しを述べました。また、朝鮮の国連本部駐在事務所の高官も同じ態度を示しています。この高官は「会議の事前打ち合わせで朝鮮とアメリカは会議の内容について意思疎通を行った。だから、この会談は成功するだろう」と楽観的見通しを述べました。また、関係筋によりますと、キム・ゲグァン団長は非公開の打ち合わせに参加し、キッシンジャー元国務長官とオルブライト元国務長官などアメリカ政治界の大物や朝鮮問題の専門家などと朝鮮半島問題について意見を交わしたとのことです。キム・ゲグァン団長は3日、ニューヨークで六カ国協議韓国代表団のチョンヨンウ団長と会談し、その後の記者会見で、チョンヨンウ団長は「朝鮮側は初期段階の措置に合意し、関連する義務の履行も承諾した」と述べました。

 一方、アメリカ側は会談の前途に慎重な姿勢を示しました。アメリカ国務院のスポークスマンはこのほど「この会談は今後の会議の枠組みや手続きについてしか決定されない」と表明しました。関係者の推測によりますと、今回の会談は実質的な進展を遂げることは難しいだろうということです。

 国際社会は「今回の朝鮮とアメリカの会談は重要な意義があり、六カ国協議の関連協議の実施を進めることに積極的な役割を果たす」と評価しています。中国政府も歓迎の意を表しました。中国外務省の秦剛スポークスマンは記者会見で「中国側はこの会談を初期段階の措置の重要な一部だとしている。中国側は会談が積極的な進展を遂げることを期待している」と述べました。

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