2004年、中国政府は建設分野で未払いとなっていた工費や出稼ぎ労働者賃金の遅配問題を三年間で解決することをうち出しましたが、この対策はこれまでにほぼ完了しました。
これは、温家宝首相が5日開幕した全国人民代表大会の年次会議で行った政府活動報告の中で述べたものです。この中で、温家宝首相は「各地方が弁済した履行遅滞の工費は1834億元にのぼり、この額は遅滞総額の98.6%を占めている。また出稼ぎ労働者の未払い賃金330億元も完済した」と述べました。
温家宝首相はまた、「中国政府は出稼ぎ労働者の特徴に適した社会保障制度の確立を速め、特に出稼ぎ労働者の労災保険と重病医療保障事業の推進を重点に置いていきたい」と述べました。(翻訳:玉華)
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