朝鮮最高人民会議常任委員会のキム・ヨンナム(金永男)委員長は1日首都ピョンヤンで、「朝鮮半島の非核化を実現させることは、故キム・イルソン(金日成)元国家主席の遺訓である。朝鮮はこの目標を実現するために努力していく」との考えを示しました。
朝鮮中央通信社の報道によりますと、キム・ヨンナム委員長はこの日万寿台議事堂で、ピョンヤンで行われている第20回南北閣僚級会議に参加している韓国代表団と会見したということです。キム・ヨンナム委員長はこの中で、「朝鮮と韓国は"民族を重視する"立場に立ち、双方が2006年6月に調印した『南北共同宣言』の重要性を深く認識し、さらにこの宣言の実施のために共に努力していくべきだ」と述べました。
これに対し、韓国代表団のイ・ジェジョン(李在禎)首席代表は会見の席上、「朝鮮半島核問題を巡る6カ国協議で合意した協定を遵守し、『共同声明』の初期段階の措置を確実に実施することは非常に重要なことだ」と語りました。
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