日本の「国家安全保障会議」の創設を検討する「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」(14人)の会合が27日、首相官邸で開かれ、首相、官房長官、外相、防衛相で構成する「国家安全保障会議」の創設を決め、それに関する最終報告を安倍晋三首相に提出しました。
報告書では、安全保障会議設置法の改正を国会に求め、国家安全保障会議を来年4月に正式に発足させることを目指していくとしています。また、国家安全保障会議の機能は、外交や安全の重要事項、複数の政府機関に関わる外交・安全政策、重大な緊急事態への対応という3分野の基本方針を審議することにしています。そして、現行の安全保障会議の機能を吸収するということです。
「国家安全保障会議」を新たに創設するのは、安倍首相が去年秋に掲げた構想です。主に、既存の安全保障会議を廃し、首相に直属する機構を設けることで、首相官邸の機能を強化することを目指しています。(翻訳:鵬)
|