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重慶、大きな経済発展を遂げる
   2007-02-27 16:28:06    cri

 中国重慶市の責任者は27日北京で、「重慶市は1997年に、直轄市になってから経済と社会の面で大きな進展をとげた。重慶は直轄市の体制と自らの優位性を利用して、外資導入を続け、西部地域の経済発展をうながしていく」と述べました。

 中国の大河長江の上流に位置する重慶市は中国の古い工業基地で、3000万人の人口があります。北京や上海、天津に次いで1997年に中国で4番目の直轄市となってから10周年になります。27日、重慶市の黄奇帆副市長は北京で記者会見し、「重慶は直轄市になり、特に西部大開発政策が実施されてから、経済と社会の面で大きな進展を遂げた」として、次のように述べています。

 「1996年、重慶市の工業製品の販売額はわずか1000億元だったが、去年は4200億元に増えた。今までの自動車やオートバイ産業から電力エネルギーや自動車、設備工業、重化学工業、ハイテク技術の5大基盤産業を発展させた。この十年来、重慶市は資金投入の拡大や産業構造の改善、外資の導入、及び民営企業などに様ざまな措置を通じて、工業の利潤額を高めた。去年の工業利潤額は155億元に達し、GDP・国民総生産は10%の成長を見せた。現在、重慶市には、高速道路、鉄道、航空、それに水運を主体とした長江上流を結ぶ交通網が形成された」と述べました。

 西部地域の大都市として、重慶には幅広い市場資源があります。ここ数年、重慶は外資や民営資本の導入に力を入れ、一連の優遇措置を講じました。例えば、貸付利息の優遇や、土地使用、産業従事者の招聘について保障を提供しています。このほか、香港やマカオとの経済協力は大きな進展を遂げました。これについて黄奇帆副市長は、「過去十年、特にCEPA(大陸が香港、マカオと結んだ経済貿易緊密化協定)が実施された後の5年来、香港やマカオと重慶との協力は大いに進展を遂げた。投資貿易分野で、香港とマカオからの投資は、重慶における外資投資の44%を占めている」と述べました。

 また、黄奇帆副市長は「現在、重慶鉄鋼など一部の企業はすでに香港で上場した。今年、重慶商業銀行なども香港で上場する予定だ。ここ2年、香港とマカオは定期的に重慶週間を行った。重慶でも香港週間とマカオ週間が開催された。現在、香港とマカオの製品の100種類以上がゼロ関税で重慶で取引されている」と述べました。

 黄奇帆副市長は「香港は、国際的大都市であり、国際金融、貿易、物流の中心でもある。マカオの経済発展も繁栄している。一方、重慶は中国中西部の最大の都市で、中国最大のダム三峡ダムに隣接して、資源が豊かである。重慶と香港、マカオとの協力には、非常に大きな潜在力がある。重慶は、直轄市の優位性と地理的な優位性を生かし、効率的に各種の経済資源と社会資源を最適化させ、全面的に総合力を強化し、西部地区の経済発展を促進していく」と強調しました。

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