日本の国土交通省は8日、中国国際航空(Air China)から北海道新千歳空港ー北京間の定期便運航の申請を受けたとのことです。新千歳空港の管制業務を担う防衛省は「国防上の問題」を理由に就航を認めてきませんでした。しかし、在日米軍の再編に伴うF15戦闘機訓練の移転を千歳、苫小牧市が受け入れたことに伴う地元への配慮から方針転換に応じたとみられます。
国土交通省によると、定期便は水曜、土曜日の週2往復となる見通し。中国国際航空は4月18日の運航開始を希望しています。
中国国際航空は05年に札幌市内に事務所を設置。顧客調査などを実施し、昨年夏、北海道に北京?新千歳間の定期便就航を打診しました。道は就航実現のため、経済界や地元と一体となって日本政府に要請を繰り返してきた。
新千歳空港の国際定期便は現在、11路線で、このうち中国からは香港、上海、瀋陽との定期便が週9往復しています。北京線就航で中国人観光客の増加が期待されます。(王穎穎)
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