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六ヶ国協議の第五回第三段階会議が開幕 
   2007-02-08 20:33:50    cri

  朝鮮半島の核問題をめぐる六ヶ国協議の第五回第三段階会議が8日午後北京で開幕しました。この会議は第二段階会議が閉会した後、わずか一ヶ月経った後に行われるもので、国際社会からも注目されています。

 この日の開幕式では、中国代表団の団長を務める武大偉外務次官がこの会議で進展を遂げることに期待を示しました。武大偉次官は、この中で、「今日北京で再会し、引き続き『共同声明』の実施について意見を交換することは、重要な意義がある。関係各国が前の二回の会議及び二国間協議という基礎の上に立ち、今回の会議を『共同声明』の実施や、朝鮮半島非核化プロセスの新しいスタートになるよう新たな努力を払うことを期待している」と語りました。

 アメリカ代表団のヒル団長はこの日の午前宿泊のホテルを離れる際、記者に対して、「六ヶ国協議の第五回第三段階会議は非常に重要だ」と次のように述べました。「全ての参加者が今のような状況がいつまでも続いていてはいけないと考えているのだから、その意味でも、今回の会議は非常に重要だと思う。会談の目的は、正式かる各国が真剣に対応する結果を達成することにある。六ヶ国協議では朝鮮半島非核化の目標を実現すべきで、関係各国がこれに向けて問題の根源を解決しようとしている。第四回会議で採択された共同声明を実施するためには、アメリカと朝鮮だけでなく、六ヶ国が共同して参加する必要がある」と述べました。

 韓国代表団の千英宇(チョン・ヨンウ)団長はこの日の午後、「六ヶ国協議は重要な段階にある。この段階では、『約束対約束』から『行動対行動』に転換するべきだ」と述べました。千英宇(チョン・ヨンウ)団長は、また、「今後の数日間、協議の進展は非常に厳しいものにあると思う。朝鮮半島の非核化を実現するためには、ある国だけに頼るのではなく、各国による共同の努力や知恵及び柔軟性を必要とする」と語りました。

 日本代表団の佐佐江賢一郎団長は、「日本としては六ヶ国協議が進展を遂げるために努力していきたい」との姿勢を示した上で、次のように語りました。 「今回会談の主な目的は、『共同声明』の更なる実施を推し進めることにあり、その中心的な問題は朝鮮半島の非核化を促すことである。『共同声明』を実施する第一段階の行動について合意に達することができるかどうかが、第一歩を踏み出すための鍵となっている」と述べました。

 関係各国が今回の会議の成行きを楽観視していると同時に、冷静な態度も保っていると見られています。朝鮮の核問題は相当複雑な問題であり、特に、『行動対行動』の段階に入ると、協議は難航する可能性があります。しかし、いずれにしても、わずか一ヶ月後という早い時期に、六ヶ国協議が再開できたことは、六ヶ国協議のメカニズムがますます支持されるようになり、関係各国が朝鮮半島非核化の目標に向けて積極的に努力していることを物語っていると言えます。(翻訳:周莉)

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