中国証券監督管理委員会(CSRC)の責任者は4日、上場会社の取締役などによる、限度を越えた株の売却や短期売買を厳しく取り締まっていくことを明らかにしました。
最近、一部の上場会社の取締役や監事、上級管理職が『会社法』、『証券法』の関連規定に違反して、一定の割合以上の自社株を譲渡したり、6ヶ月以内の短期売買を行っているから、株式市場を幾分不安定にしていました。
専門家はこうした動きは、2006年以降、中国の株式市場が強気に転じ、株価が絶えず上昇してきたことを背景にしていると見ています。
責任者は、「現在、上場会社の取締役や、監事及び上級管理職による自社株の保有、売買に関する管理規則と指導の手引きの作成を終え、まもなく公布する予定だ。今後は、このような不正や不法な行為を防いでいきたい」と述べました。(翻訳:王小燕)
|