中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
六ヶ国協議、まもなく再開?
   2007-01-23 15:42:18    cri

 このほど、朝鮮半島の核問題をめぐる外交活動が再び始まりました。22日、6ヶ国協議に参加するアメリカ代表団のヒル団長が北京を離れて間もなく、朝鮮のキム・ゲグァン(金桂冠)団長と韓国のチョン・ヨンウ(千英宇)団長が北京入りしました。24日、日本の佐佐江賢一郎団長も北京入りし、中国と6ヶ国協議の再開について調整を行います。

 アメリカのヒル氏は、16日から18日にかけてドイツのベルリンで朝鮮のキム・ゲグァン氏と会談を行った後、19日に韓国、日本、中国を歴訪し、朝鮮と会談した内容を伝えました。ヒル氏はまた22日北京で、「6ヶ国協議をまもなく再開できる」と語りました。ヒル氏は「21日に、6カ国協議の中国代表団の団長を務める武大偉外務次官と会談を行い、6ヶ国協議を出来るだけ早く再開する必要があると意見の一致を見た」と述べ、「再開の日時を決めるため、中国は各国と調整しなければならない。中国政府が一日も早く6ヶ国協議の再開を発表できることを期待している」と語りました。

 朝鮮のキム・ゲグァン氏は21日にロシアを訪問し、ロシアのロシュコフ外務次官と会談を行いました。ロシュコフ外務次官は会談後、「出来るだけ早く6ヶ国協議の新しいラウンドを始めることで朝鮮側と意見の一致を見た」と語りました。

 消息筋によりますと、朝鮮の要請に応えて行われた朝鮮とアメリカのベルリン会談は、その具体的な内容は発表されていませんが、会談後のコメントによれば双方はいずれも交渉の結果に満足しているということです。朝鮮外務省の報道官は19日ピョンヤンで、「アメリカと積極的な態度で真剣に交渉した結果、一部について合意に達した」と発表しました。しかし、アメリカのヒル氏は合意に達したことを否定しながらも、「朝鮮とのベルリン交渉は非常に有意義であった。新しいラウンドの6ヶ国協議で成果を収めることを望んでいる」と語りました。これに対し、韓国のメディアは、ベルリン会談で、朝鮮とアメリカの立場が多少変わったと分析しています。

 ところで、朝鮮はこれまで、アメリカが朝鮮への金融制裁を解除しない限り、核開発の放棄を検討しないと強調しています。韓国の「朝鮮日報」が22日、「アメリカと朝鮮がベルリン交渉で、共同声明を実行するための具体案を初歩的に検討した。朝鮮は核開発の放棄を直接検討すること、核施設の稼動を一時停止すること、それにIAEA・国際原子力機関の審査を受けることなどに同意した。しかし、朝鮮は、その交換条件として、アメリカが朝鮮への金融制裁の問題で『誠意ある行動』をし、朝鮮への経済援助とエネルギー供給を確保しなければならないと要求している」ということを明らかにしました。

 アメリカはこれまで金融制裁は6ヶ国協議と関係がないと強調してきましたが、マカオの銀行に凍結された朝鮮の不法な資金を凍結解除することを考えているとのことです。韓国の情報機関がこのほど発表した報告によりますと、「一部凍結された朝鮮の資金は合法的なもので、アメリカが現在カウントしている。1200万ドルの資金が凍結解除されるかもしれない」ということです。

 ところで、アメリカは6ヶ国協議の枠組み内での朝鮮との交渉を堅持してきましたが、今回は朝鮮との二ヶ国間交渉に応じました。アメリカ国務院の報道官も22日記者会見の中で、「アメリカが朝鮮と再び交渉をする可能性がかなり高い」と話したことから、アメリカの立場が変わったとも考えられます。こうしたことから、6ヶ国協議がまもなく再開する可能性が強まりました。 (翻訳:姜平)

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |