1997年の香港の中国復帰の際、イルカの一種チャイニーズホワイトドルフィン(中華白海豚)がその記念マスコットに選ばれましたが、今年は香港復帰10周年であるため、それにちなんで香港イルカ保護学会は、人々の保護意識を高めるため、このほど記者を対象としたイルカ観賞イベントを行いました。
香港イルカ保護学会の洪家耀会長は、「ここ10年来、保護学会のスタッフたちは、香港海域に生息しているチャイニーズホワイトドルフィンの数の変化を観測してきた。そしてこの海域に生息するチャイニーズホワイトドルフィンの数はいまも約200頭を保っていることが分かった。また特別行政区政府は、保護学会の研究活動にこれまで、毎年100万香港ドルの資金を提供してくれた」と述べました。
洪家耀会長は、「チャイニーズホワイトドルフィンの保護活動は、生息地の減少、水質の汚染、船舶との衝突、海底の騒音、漁師による捕殺など、多くのチャレンジに直面している」と指摘した上で、チャイニーズホワイトドルフィンの保護に引き続き努力するよう香港各界に呼び掛けました。
(翻訳:王洋)
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