中国政府は22日、「人口の計画出産政策を強化し、人口問題を全面的に解決するための中国共産党中央と国務院の決定」を公布しました。
この決定によりますと、政府は出生人口の男女比率が不均衡だという問題を解決するため、関連の措置を講じることにします。
この決定では、「生まれる子供の男女の比率が不均衡という問題が、長い期間続いているのは、社会の安定を脅かしており、この問題は既に民衆の切実な利益にも関わっている」と指摘した上で、「今後は、女の子を大事にするキャンペーンを行うと同時に、性別による差別という問題を無くすため、男女平等といった観念を広めるほか、女性および児童の権益保護に関する法律を普及させていくこと。また、女性の成長にプラスとなる社会経済政策を制定し、男女が平等に就職できるような環境作りに務めていく」といった対策を打ち出しています。
この他、この決定は、流動人口に対する管理システムを一層整備していくことや、老齢化社会に対応するために、今後とるべき措置についても盛り込まれています。(翻訳:劉非)
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