日本の松下電工(中国)有限コンスは、首都空港と東直門との間を結ぶ高速鉄道の建設を行っている北京市東直門空港高速軌道有限コンスに対して、乗客の安全確保のためにホームに設置する自動開閉扉を無償で寄付することになりました。この設備は北京市人民対外友好協会を通じて贈られるもので、19日午後、寄贈のための調印式が人民大会堂で行われました。この調印式には、北京市の陳剛副市長と日本の中国駐在の宮本雄二大使が出席しました。
松下電工(中国)有限コンスは、自動開閉扉の他にも、アシストシステムや、空港と接続するトンネル部分の照明設備も寄付する事にしており、総額は3400万元(日本円で4億7600万円)に上るということです。
2008年北京オリンピックを迎えるために、北京市は交通網の建設に力を入れています。そのうち、首都空港と東直門を結ぶこの高速鉄道は、北京を出入りする路線として注目を集めており、関係者によりますと、この高速鉄道は2008年7月初めにテスト運行をする計画だということです。(取材:胡徳勝)
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