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中国 ASEANのアジア協力での役割を支持
   2007-01-16 15:32:30    cri
 中国の温家宝首相は、15日フィリピンのセブで開かれた第2回東アジアサミットで演説を行いました。演説の中で、温家宝首相は、東アジア諸国の団結や協力の強化、ともに直面している矛盾と課題への対応、平和・安定・繁栄の促進のために、東アジアサミットがどのような役割を果たすのかについて、意見を述べました。温家宝首相は、「東アジア地区の協力は開放的に行うべきで、中国は、ASEAN・東南アジア諸国連合が東アジアの協力において主導的な役割を果たすことを支持する」と述べました。  

 15日、温家宝首相は、記者に対し、「東アジア諸国は、政治面で互いに信用し、経済面でともに利益を与え、国家の安全面で互いに協力し、文化面で互いに吸収して進歩すべきだ。東アジア諸国の協力は、『10+1』に基づき『10+3』を主なルートとし、東アジアサミットを重要な佐役として、ASEANの主導的な役割を果たし、東アジア連合体の実現に向けてともに努力する」ことを提案しました。

 これは、東アジア協力に対する中国政府の立場です。温家宝首相は、15日の演説で、この立場をさらに詳しく説明して、東アジアの協力の方向について、3点の意見を述べました。中国外務省の秦剛報道官は、これについて、次のように述べました。

 「温家宝首相は、東アジアの協力の方向について、3点の意見を述べた。東アジアの協力は、まず、地域の共同発展と繁栄を実現させるべきだ。第2は、国家間の調和の取れた発展を促すべきだ。第3は、社会制度の違いと多様な文化の発展を尊重すべきだということだ。」

 この3点の意見を詳しく言えば、ともに関心を持ち認識が共通している分野で、経験や情報・技術の交換を行いながら、東アジア諸国の特徴と発展に不均衡がある事実に配慮して、順番に協力を進めていくことです。

 2005年12月にマレーシアで第1回東アジアサミットが成功裏に開かれて以来、この開放的かつ包容力のあるフォーラムは、広範な注目を集めています。東アジアの諸国は、国家制度が異なり、文化の背景が異なり、発展の度合いにも大きな差が存在していますが、東アジアの協力は、地区の平和・安定・発展を促すことを目的としています。中国は、東アジアの協力に以前から積極的にASEANの主導的な役割を尊重しています。中国は、東アジアサミットを支持し、東アジアサミットが地域協力のなかでの新しい手段になってほしいと考えています。

 秦剛報道官は、さらに、中国の平和的な発展についての温家宝首相のコメントを紹介しています。

 「温家宝首相は、発展は中国の一番大事な任務だと強調した。また、発展途上の中国にとっては平和、友好、協力が必要だ。中国は、これから他のアジア諸国との貿易や投資、援助をさらに拡大していく。中国は自国と他国の利益を緊密に結びつけ、繁栄かつ調和の取れたアジアを作りたいと語った。」

 このほか、温家宝首相は、治安、金融、教育、鳥インフルエンザ、災害防止などでの協力強化についても意見を述べました。(翻訳:李軼豪)

東アジアサミット
v 専門家、東アジアサミットを評価 2005-12-15 14:49:09
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