中国科学技術省、中国気象局など6つの部門が共同で発表した「気候変化評価報告書」によりますと、中国では今後の温暖化によって、旱魃や洪水の発生率が高まる可能ということです。
初歩的な研究の結果、今後、中国の気候の変化は一段と速まり、これからの50年間ないし80年間に、全国の平均気温は2度?3度上昇することがわかりました。報告書は、「気候の温暖化で、北方の河川の流量が減り、南方の流量と各流域の年間平均蒸発量が増える可能性がある。このため、旱魃や洪水の発生率が高まり、水不足が一段と深刻になる」と述べています。
また、最新の研究では気候の変化は農業の生産に重大な影響を及ぼし、防止策を取らなければ、21世紀の末までに、小麦や水稲、トウモロコシなど主な農作物の収穫高は37%下がる見込みだとのことです。(訳者:董燕華)
|