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中国国際放送局と人民日報、2006年国際ニュースのトップテンを共同発表
   2006-12-29 16:57:09    cri
 中国国際放送局と中国共産党の機関紙「人民日報」は昨日、2006年の国際重大ニュースを共同で発表しました。

 一、1月10日、イランが核燃料の研究活動を再開しました。7月31日に、国連の安全保障理事会が決議案を可決し、8月31日前にウラン濃縮実験にかかわる、あらゆる活動を停止しない限り、経済的、外交的な制裁を加えるとイラン側に伝えました。12月23日に、安保理は、1737号決議案を可決し、イランに対して制裁を行うことを決めました。しかし、イランはこの決議案を認めず、核実験を推し進めていくとの態度を表明しました。

 二、1月15日、アメリカ航空宇宙局NASAの「スター・ダスト」探査機がはじめて彗星のチリを採取して地球に持ち帰りました。その後、欧州宇宙機関ESAの「マース・エクスプレス」探査機が火星の重力圏に無事に入ったこと、それに「スマート・ワン」というヨーロッパ初の月探査機も月の神秘を解読できるデータを獲得したことで、人類の宇宙に対する認識をより深めました。また8月24日には、国際天文学連合会が、かつて間違えて「惑星」に仲間入りさせた冥王星を取り除き、太陽系の惑星は8つと定めました。

 三、1月25日、パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスがパレスチナ評議会選挙で圧勝したことから、パレスチナとイスラエルの関係が再び緊迫した情勢となりました。イスラエル軍がパレスチナに対して、6月から8月にかけて「夏の雨」、11月に「秋の雲」という軍事行動を行いました。7月12日には、レバノンのヒズボラ(神の党)武装勢力がイスラエルを攻撃しイスラエル兵士を二名、拉致しましたが、その後イスラエル軍は人質を救うとの口実でレバノンに侵入しました。このように中東情勢は、引き続き緊張状態にありました。

 四、今年のはじめから、国際的な原油価格が急騰し、7月には、1バレル78ドル40セントという最高記録を作りました。しかし8月に入ってからは、原油価格が下がる一方です。今年1月に、ロシアとウクライナの間に天然ガスをめぐる争いが起こりました。そして7月には、エネルギー供給確保の問題がG8サミットで最も注目される議題の一つになりました。アメリカとヨーロッパがエネルギー政策を引き続き強化していく姿勢を見せています。12月16日に、中国、インド、日本、韓国とアメリカなど5ヶ国のエネルギー担当相が北京で、世界規模でエネルギー供給を確保し、安定的かつ持続可能な発展を促すことなどをめぐって話し合いました。

 五、5月20日に、イラク戦後最初のイラク正式政府が発足しました。そして11月5日には、イラクのフセイン前大統領に対し、死刑判決が言い渡されました。時を同じくして、イラク各派の衝突がエスカレートして、テロ攻撃が頻繁に起こりました。イラク戦争が起こってから、これまでイラク駐在のアメリカ軍に2969人の死者と2万人近くの負傷者が出ています。ブッシュ大統領がイラク戦争で打ち勝てなかったと認めています。アメリカ軍がイラク戦争の泥沼にはまり込んでしまったことから、アメリカの共和党が11月の議会中間選挙で惨敗し、民主党が多数派となりました。

 六、8月末、アメリカとヨーロッパ諸国などWTO・世界貿易機関の主要メンバー国が農産品市場と非農産品市場の交渉における食い違いが大きいことから、ドーハラウンドの世界貿易に関する交渉が行き詰まり、一時中止となりました。ドーハラウンド交渉が中止されたことで、世界の貿易の多角化は難航していますが、世界貿易の成長する勢いは依然として盛んです。2国間貿易額と地域間貿易額が伸びつつあり、2006年の世界貿易額は去年より8.9%増加しました。

 七、11月3日から5日にかけて、中国・アフリカ協力フォーラムおよび第三回次官級会合が成功裏に終わりました。この会合で、中国とアフリカ諸国が新たな戦略パートナーシップを結び、「中国・アフリカ協力フォーラム北京サミット宣言」と「中国・アフリカ協力フォーラム北京行動計画(2007年から2009年まで)」という二つの重要文書に調印しました。これは、中国とアフリカ諸国の全面的な友好関係が新たな発展段階に入ったことを示しています。また、今年、中国は上海協力機構サミットと中国?アセアンサミットを成功させました。

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