中国科学技術部、中国気象局、中国科学院、国家発展改革委員会、外交部、国家環境保護総局は26日、「気候変動に関する国家評価報告書」を共同で公表しました。
2020年までに、中国の年間平均気温は1.3ー2.1度上昇し、年間降水量は2ー3%増加する可能性が高いです。降水日数は北部では著しく増加し、地域差はさらに広がる可能性があります。全体的には、北部の水不足現象がさらにひどくなり、将来的には異常気象が増加する傾向にあるということです。
20世紀の中国の気候の変動は地球の温暖化の傾向と基本的に一致しており、平均気温は0.5ー0.8度の上昇を観測、世界の平均値より若干高くなっており、うち最も暖かい時期はここ10年以内に現れているということです。
同報告書は世界の気候が変動する中での、中国のここ100年間の気候変動の観測事実とその影響を総合的に評価し、21世紀の気候の変動を予測しました。
科学技術部の李学勇副部長は、「同報告書の編集作業は2002年12月から始まった。中国がこのようなレポートを公表するのは初めてだ」と述べました。
「人民網日本語版」より
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