国連のアナン事務総長は12日、中東和平プロセスの進展を目指す条件作りをするため再び努力するよう国連、ロシア、アメリカ及びEU・欧州連合など中東問題の関係4者に呼びかけました。
これはアナン事務総長がこの日、安保理会議で行った演説で述べたものです。
アナン事務総長はこの中で、「現在、中東情勢はこれまでになくもっと複雑で、危くなっている。パレスチナとイスラエルの衝突の最大の難問は、双方がお互いを信頼していないことだ。中東問題の関係4者は新しい考えと提案に対し、開放的な気持ちを保ち、関係方面と直接接触するルートを探す必要がある」と述べました。
また、同じくこの日、湾岸協力会議のアッティャ事務局長は、「中東地区のこれまでの情勢は、非常に危険である」と述べた後、湾岸協力会議の加盟国とNATO・北大西洋条約機構との間の政治的対話は、湾岸地区諸国の文化、社会、及び宗教の価値を充分に考慮するよう希望しました。
(翻訳:陳)
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