ベトナムの首都ハノイで開かれているAPEC・アジア太平洋経済協力会議の非公式サミットに出席した中国の胡錦涛国家主席はアメリカのブッシュ大統領や今回サミットに参加した国々の指導者とそれぞれ会談しました。
胡錦涛主席は、19日のブッシュ大統領との会談で、中米の二国間関係の発展、朝鮮半島の核問題、そしてイランの核問題など共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見を交換しました。
胡錦涛国家主席はこの会談で、「中米双方は世界の平和と安定、及び人類の共同の利益にかかわる重要問題について対話を強め、相互理解を深め、双方の食い違いを適切に処理し、中米間の建設的協力関係の発展を促すべきだ」とした上で、中国の調和の取れた社会の構築情況を紹介したあと、平和の発展の道を歩み、互恵と共栄の開放戦略を実施し、持久的な平和を保ち、共同で繁栄していく調和の取れた世界を築いていくとの中国の立場を強調しました。
ブッシュ大統領は、この胡錦涛主席の表示を賞賛したあと、中国側と各種の戦略的対話と往来を行っていくとのアメリカ側の姿勢を示し、台湾問題でのアメリカの政策は変わらないと強調しました。
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