APEC・アジア太平洋経済協力会議の商工界指導者会議が17日、ベトナムの首都ハノイで開幕しました。会議議長であるベトナム商工会のブティンロ会長が開幕式で演説を行い、「現在、APECは多くの課題に直面している」と述べました。
ブティンロ会長はこの中で、「WTO・世界貿易機関のドーハ交渉は、膠着状態にあり、保護貿易主義が復活する危険性がある。また、地域や二国間の貿易協定の中に食い違いがあることは、取引のコスト高と複雑さをもたらしている。また、テロリズム、伝染病の流行、自然災害などの問題が依然としてこの地区の繁栄に影響を及ぼしている」と述べました。
マイクロソフト、香港上海銀行、中国石油化学工業グループ企業など多国籍企業の幹部など1100人あまりがこの会議に出席しました。
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