中国中央銀行である中国人民銀行が14日発表した第3・四半期の通貨政策報告書は、「加工貿易黒字は中国の貿易黒字の主な來源であるが、そのうち、外資系企業の輸出は中国の加工貿易の80%を占めている」と指摘しています。
ここ数年、持続的に増えた貿易黒字は、中国経済で現れた大きな問題です。巨額の貿易黒字は外貨準備額を急速に増やしただけでなく、多くの貿易摩擦も引き起こしてきました。
中国人民銀行は、「1990年代の中葉、加工貿易が一般貿易を超えたことは、中国の対外貿易の主な方式で、外資系企業は、加工貿易利潤できわめて大きな割合を占めた。また、加工貿易が黒字であることを除いて、中国のその他の貿易は全体的に見れば赤字である」と指摘しました。
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