レバノン国民対話会議第4回会議は11日、ベイルートで開かれました。会議は物別れに終わりました。
レバノンの主要各党の代表は6日から、全国対話会議を開き、シーア派政党と軍政府の元指導者アウン将軍をはじめとするキリスト教政党を含む野党は民族統一政権の樹立を提案し、政府の三分の一の閣僚を占めることを要求しました。しかし、議会の多数派はただ、アウン派の参加に同意しただけで、三分の一の閣僚を占めることに反対しました。11日の会議はこれにより失敗に終わりました。
シーア派民兵組織ヒズボラのカシム副党首は会議の後、「現在のレバノン政府はすでに、国家が直面しているチャレンジに対応する能力をもっていない。国民対話会議が成果を収めなかったことにより、ヒズボラが同盟者と共に行動する可能性がある」と述べました。
イスラム教シーア派に属するレバノン政府の閣僚5人もこの日辞職を発表しました。しかし、シニオラ首相は当日夜、彼らの辞職を拒否しました。
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