温家宝・中国国務院総理が1日、国務院常務会議を主宰し、審議の上、「『十一五』電力体制改革深化に関する実施意見」と「公安機関組織管理条例(草案)」を原則上可決しました。
会議は、電力工業を国民経済と社会発展の重要な基盤的産業に位置づけてい ます。第十次五カ年計画(2000?2005年)(十五)期間中、中国の電力体制改革に重大な進展を遂げられ、行政と経営との分離、発電所と送電網との分離が大体実現、発電分野での競争局面ができて、新タイプの電力監督管理体制がおおよそ構築され、電力工業が急ピッチで発展して、国民経済と社会の発展を力強く支えています。
第十一次五カ年計画(2006?2010年)(十一五)期間中、電力需給矛盾の緩和という好機をつかみ、既存の改革成果を固め、電力体制改革を引き続き進め、重点として電源構造不合理、送電網建設の遅れ、電力資源構成における市場の基盤的役割の不十分など、際立った表現を解決します。体制・メカニズム革新と法制建設を通し、電力工業の成長方式を転換、電力企業の効率向上、コストダウン、サービス改善を促進、電力産業の安定、健全、調和的発展と無事な運営を促進して、経済社会のよくて早い発展のために保障を提供すると、会議では指摘されています。
「十一五」期間中、電力体制改革を進めていく基本原則は、改革で発展を促進、市場化改革を方向付け、全体企画、段階的実施、重点突破を堅持することです。主たる任務は、1、発電所と送電網との分離による歴史上残されてきた問題の解決を急ぎ、ますます送電網企業の本業と副業との分離改革を推し進めます。2、電力市場育成を加速し、国情の実態に合う統一開放的電力市場システムづくりを工夫し、市場経済に応じる電気代メカニズムをつくり、省エネ・環境保護に資する電気代政策を実行します。3、政府の職能をさらに転換し、行政と経営との分離を貫徹し、電力市場監督管理体制を整えるーーことです。
電力作業は国民経済発展、社会安定と民衆の生活につながり、電力体制改革は中国の実態から出発し、電力資源構成における市場の基盤的役割と市場監督管理改善との関係をうまく処分し、改革、発展、安定、安全との関係、電力建設と送電網建設との関係、電源、調達、販売との関係をうまく処分します。電力体制改革に対する指導を着実に強化し、念入りに組織、穏やかに推し進め、安全生産に警戒感を高め、電力の安全な供給を確保、民衆への高品質で安価な電力サービス提供を確保すると、会議は強調しています。
公安機関の組織管理を規則化させ、公安機関と人民警察の法的職責履行を保障するために、「公安機関組織管理条例」と「中華人民共和国人民警察法」により、「公安機関組織管理条例」を制定することはきわめて必要です。「条例」は公安機関の機構設置、警察職務、定員経費、管理と待遇などをはっきりと詳しく定めています。会議は「公安機関組織管理条例(草案)」がさらに改正されてから、国務院に発布、実施されることを決定しました。
「新華ネット」より
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