世界貿易機関(WTO)補助金委員会はこのほど、工業補助金に関する中国の説明について初の評議を行った。欧米各国は中国側の説明について、透明性が欠けていると指摘したため、中国の関連義務の履行状況に対するWTOの評価は、事実より大きく下げられる可能性が高まった。これについて商務部の崇泉部長助理(次官補に相当)は次のように述べた。
中国は補助金政策に関して、WTO加盟時の公約を真剣に履行していると認識している。
中国はあらゆるタイプの補助金に関する正確な情報の取得ということで多くの困難を抱えているが、WTOに加盟してまもなく、政府は補助金政策の情報収集作業に着手した。2006年4月には、政策や措置など全78項目からなる01~04年度の補助金に関する報告をWTOに提出した。このほど終了した06年10月のWTO農業委員会会議で欧米が提出した農業補助金報告は、最も新しいデータでも01年のもので、WTOはこのような報告をめぐる遅延行為について、提出国を厳しく批判した。これに比べて、中国が報告に関して努力していることは明らかだ。(編集KS)
「人民網日本語版」より
|