中国とASEAN・東南アジア諸国連合の共同主催による商務投資サミットと第三回博覧会が31日、中国南部の都市南寧で開催され、中国の温家宝首相とASEAN議長国であるフィリピンのアロヨ大統領などASEAN加盟国の指導者が出席しました。

　中国の温家宝首相は開催式で、「中国とASEANの経済協力と貿易は、ここ数年迅速な発展を見せ、かなりの成果を収めた。今後、双方は貿易規模をいっそう拡大させ、投資と協力を深め、経済技術協力のレベルを高め、質の高い中国?ASEAN自由貿易区域の設置に努めていく」と強調しました。

　フィリピンのアロヨ大統領もその挨拶で、このサミットの役割を強調し、中国とASEANとの経済協力と貿易の拡大を期待しました。

　この中国とASEANとの商務投資サミットの開催は中国の温家宝首相が提案したもので、双方の指導者の協議により、開催が決まったものです。

　いま、このサミットの開催は中国とASEAN各国の工商業界が相互理解を深め、経済協力と貿易を拡大する上で重要な場となっています。