中国の温家宝首相は30日の午前、中国広西チワン族自治区の南寧で、フィリピンのアロヨ大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相、インドネシアのスシロ首相、マレーシアのバダウィ首相それにカンボジアのフンセン首相ら五カ国の指導者とそれぞれ会談しました。
これら5カ国の指導者は 中国とASEAN ・東南アジア諸国連合が対話をスタートさせてから15周年になるのを記念するサミットに出席するため、南寧を訪れたものです。
会談の中で、温家宝首相とこれら5カ国の指導者は、中国とASEAN の良好な関係を高く評価すると共に、永遠に友好的な隣国として、または友人として、互恵協力を引き続き推進して行きたいと表明しました。
温家宝首相はその中で、「今回のサミットは友好協力の会議であり、過去を受けて未来を切り開く会議でもある。この機会を活かして、ASEAN 諸国の指導者と具体的な問題について意見を交換し、双方の協力関係を一段と推進させていきたい」と述べました。
これに対して、五ヶ国の指導者も会談の中で、「このサミットは未来に続く重要な会議だ。双方ともこれを高度に重視し、協力し合い、成功を収め、中国とASEAN の戦略パートナーシップを新たな段階に推進させていきたい」と述べました。
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