EU・欧州連合の加盟国は4日、関連投票の結果、わずかの差によって中国とベトナム産の靴に対する正式な反ダンピング法案を採択しました。これを受け、EUの商業団体と消費者はそれぞれ声明を発表し、この保護貿易主義の措置を非難しました。
輸入企業と小売業者の利益を代表する欧州商工会と欧州消費者団体はこの日、共同声明を発表し、「EUは、これまでずっと他国の市場開放を要求しているが、自分自身は反ダンピング税によって競争力に欠けた生産企業を保護している」と指摘しました。
欧州対外貿易協会も同じ日に発表した声明で「反ダンピングの実施はヨーロッパの靴の生産企業に利益をもたらさないだけでなく、小売や輸入業といった関連企業の失業者数を増やすと共に、消費者の利益も損うものだ」と強調しました。
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