日本の安倍晋三首相は4日、東京で、「中国や韓国と首脳会談を行う際には、率直に語り合うことが大変重要だ」と述べました。

　安倍首相はこの日、参議院で各党の代表の質問に答えた際、日本は重要な隣国である中国や韓国と各分野で対話と協力を強化し、相互理解と相互信頼の上で中韓両国と未来指向の関係を構築していくとの考えを示しました。

　第二次世界大戦に対する歴史認識問題について安倍首相は、「日本政府は極東軍事裁判の結果を受諾している。戦争が国内外に多大な損害を与えたことへの反省に立ち、日本はアジアと世界の平和と繁栄に積極的に貢献していく」との見解を表明しました。

　安倍晋三首相は中国国務院の温家宝首相の招きに応じて、8日と9日、中国を公式訪問します。