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中韓、六ヶ国協議の再開に新しい努力
   2006-09-29 14:11:20    cri

  中国外務省の報道官は28日、「朝鮮半島の核問題をめぐる六ヶ国協議で中国代表団の団長を務める武大偉外務次官は韓国側の招きに応じて、29日に韓国へ赴き、六ヶ国協議の再開や中国と韓国が共に関心を持つ問題について、韓国側と交渉を行う」と発表しました。

 韓国外交通商省は28日、「中国の武大偉外務次官は9月29日から10月1日にかけて韓国を訪問、バンキムン外交通商相と会談し、ユ・ミョンファン(柳明垣)外務次官や、六ヶ国協議韓国代表団のチョン・ヨンウ(千英宇)団長と、六ヶ国協議の再開について交渉を行う」と発表しました。また、双方は韓国のノムヒョン大統領が今月中旬アメリカを訪問した際、ブッシュ大統領に提案した六ヶ国協議再開の新しい「全方位協力接触案」について意見を交換するということです。ノムヒョン大統領は28日、「ブッシュ大統領はこの案に同意したので、近いうちに、韓国政府は、アメリカにも朝鮮にも受け入れられる新しい案を明らかにする」と語りました。

 去年の9月19日、六ヶ国協議第4次会議で、関係各側は共同コミュニケに調印し、平和手段による朝鮮半島の非核化を実現する目標や原則を確定しました。しかし、その後、アメリカは朝鮮がドルの偽札を製造したことを理由に、朝鮮に金融制裁を加えたため、朝鮮が六ヶ国協議の再開を拒否しました。しかも、朝鮮は金融制裁の解除を協議再開の条件としています。

 当面の情勢から見れば、アメリカと朝鮮の朝鮮半島核問題における主な当事者は深刻な意見の食い違いがあります。朝鮮はアメリカが金融制裁の解除を六国協議再開の前提条件と主張し、アメリカは金融制裁は六ヶ国協議と関係のないものだと強調しています。一方、朝鮮はアメリカと直接対話を行うよう求め、アメリカは朝鮮が六国協議に戻って、六ヶ国協議の枠組み内で二ヶ国会談を行うことを主張しています。また、朝鮮がミサイルを試射した後、アメリカは朝鮮への制裁をさらに拡大しました。

 アメリカ側の強硬な態度と違って、中国と韓国は一貫して六ヶ国協議の再開に積極的な努力を払っています。中国は対話によって問題解決を主張し、制裁に反対しています。関係各方面は朝鮮半島や北東アジアの大局から出発し、この地域の平和と安定を維持するよう望んでいます。

 一方、朝鮮がミサイルを試射した後、韓国政府は朝鮮への経済援助を中止したものの、朝鮮への制裁を強化し、情勢の激化には反対しています。韓国側はアメリカは柔軟性のある態度を取り、六ヶ国協議の枠組みに拘らず、朝鮮と直接対話を行うことを提案しています。

 とにかく、中国と韓国は六ヶ国協議の再開に積極的な建設的活動を行っています。今度、武大偉外務次官の韓国訪問はまさにこのような努力を表しています。現在、カギとなる問題はアメリカと朝鮮側の態度だと見られています。(09/29)

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