日本国際貿易促進協会は21日、東京で臨時会員総会を開き、衆議院議長の河野洋平氏を会長に選任しました。
会長に選出された河野洋平さんは挨拶に立ち、「日中両国はそれぞれ自国の安定と発展のためにも、アジアの平和と発展のためにも、ひいては世界の安定と平和のためにも、政治、経済文化の各分野において互いに協力し合い、責任ある役割を果たさなければなりません。とりわけ今日、日中両国及びアジア諸国との関係改善が強く求められている時、私の経験を生かし、友好協力の発展と経済交流の拡大のため、お役に立ちたいと考える」と語りました。
王毅中国大使は、河野洋平氏の日本国際貿易促進協会会長就任にお祝いの言葉を述べた後、次のように述べました。「中日関係は今十字路に差し掛かっている。周知の原因で、近年両国間にある政治信的頼関係が損なわれ、政治関係は不正常な状況にある。こうした状況を続けさせてはいけない。一日も早く中日関係を改善していくことは、次第に日本国民の広範な呼びかけとなり、また国際社会特にアジア諸国の期待となっている。中国政府は一貫して対日関係を重視し、歴史を鏡とし、未来に目を向け、共にアジアを振興させることは双方の努力目標である。今や日本側が現存の政治的障害をどう取り除くかということを真剣に考え、両国関係の未来を切り開く時期となっている。中国側は日本側の明知な決断に積極的に答えていくつもりである。」 王毅中国大使はこのように語りました。
日本国際貿易促進協会は今から52年前の1954年9月に創立されました。
写真:kokusei
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