中国の胡錦涛国家主席は12日、北京で、「国際社会は、中小の国々の利益と安全に気を配り、小さな島からなる発展途上のとうしょこく島嶼国の経済発展や、災害に対応する能力の向上、持続可能な発展の実現を援助するために、実際に行動をとるべきだ」と述べました。
これは、胡錦涛国家主席が北京を訪問中のモルディブのガユーム大統領と会談した際述べたものです。胡錦涛国家主席はまた「中国とモルディブは、国の大小を問わずに、平等に付き合い、誠意を持って協力している手本と言える。両国は、それぞれの優位性を生かし、インフラ整備や工事の請負、漁業などでの協力を拡大できる」と述べました。
これに対し、ガユーム大統領は、中国との関係を重視しているとの姿勢を示すと共に、「一つの中国」の政策を堅持していく立場を強調しました。
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