台風8号「サオマイ」の被害を受けた福建省の福鼎市では、救助活動が急ピッチで展開されています。これまでに、市政府は被災地の村などにたいして救援金1691万元を提供したほか、大量の生活必需物資を配りました。

　福鼎市の民生当局の話によりますと、台風で負傷した全員が無料で治療を受けることになるほか、関係部門はすでに無料で一部の薬品を配布したということです。

　今月10日午後、台風8号は福鼎市に上陸した際、港に停泊していたおよそ1万隻の船のうち、多くが沈没し、大勢の船員が犠牲になりました。19日夜8時現在で、218人の死者が確認され、74人が行方不明になっています。