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国連安保理は5日、アメリカとフランスが提出したレバノンとイスラエル衝突に関する決議案について第一回の協議を行いました。
安保理はこの決議案を再び協議することにしており、今後数日間の間に表決を行う可能性があるということです。
この決議案は、「敵対行動を全面的に停止するようレバノンとイスラエル双方に呼びかけると共に、危機をもたらした原因から問題を解決する必要がある。その中には、拘束されたイスラエル兵士を無条件で釈放することも含む」と言う内容になっています。
この決議案はまた、国連が画定したレバノンとイスラエルの暫定的な国境線を完全に尊重するよう双方に求めたほか、レバノン政府が自国のすべの領土を支配する重要性について強調すると共に、恒久的な停戦の実現と恒久的な政治的解決案の達成のため、レバノンに国際部隊を派遣するといった一連の条件を示しました。
レバノン政府は5日夜、この決議案に対する意見を保留すると、表明しました。
一方、イスラエルのラモン法相は、6日、「この決議案はイスラエルに有利であるが、イスラエルの軍事目標がまだ達成できていない。また、ヒズボラがこの決議案を遵守できるかどうかは疑わしいので、ヒズボラを標的にした軍事行動は継続していく」ことを明らかにしました。
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