国務院新聞弁公室が3日に行った「中国環境保護状況ブリーフィング」で、国家環境保護総局汚染抑制司の李新民副司長は、「北京オリンピックと北京の大気の質に関する問題はこれまで一貫して中国政府が重視してきた事業の一つだ」と述べました。北京市は、2008年のオリンピックまでに、30万台といわれる、いわゆる排ガス不良車を一掃し、北京五輪開催中の大気の質を保証するとしています。北京の日刊紙「新京報」が伝えました。
このほか、エアロゾルの排出をより減少させるため、首都鋼鉄公司の鉄燃焼部門をすべて北京地区から移転させます。同時に、市全体の燃料構造の調整も行い、第4環状線以内では、すべての石炭燃焼炉をガスに改造します。
環境保護部門は、中国石油と中国石化の二大石油会社と、ガソリンスタンドのVOC(揮発性有機物)排出について協調と意思疎通を図り、2007年末には北京のVOC排出を解決する計画を策定しました。この事業についてはすでに始まっています。(編集YS)
「人民網日本語版」より 2006年8月4日
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