中国から全長7000キロ余りある東洋と西洋の文明をつないだ古代のシルクロード沿線のいくつかの国が合同で、シルクロードの世界遺産リスト入りを申請することになりました。

　ユネスコ・国連教育科学文化機関世界遺産センターと中国国家文物局が主催したシルクロード世界遺産申請国際会議は2日、新疆ウイグル自治区のトルファンで開催されました。

　席上、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、イタリアなど国の代表は、シルクロードの保護や沿線の文化遺産の価値認定などの問題について討議しましたが、これはシルクロードの世界遺産申請が実質的な準備段階に入ったことを意味しています。

　シルクロードは紀元前2世紀に形成され、中国の西安を起点とし、ユーラシア大陸を横断してローマに至り、東洋と西洋の交流を盛んに発展させました。