中国とカザフスタンを結ぶ石油パイプラインで輸送された原油が、北京時間29日午後5時、新疆ウイグル自治区にある中国石油天然ガス会社独山子支社の貯蔵タンクに流れ込みました。これは、中国初めての国境を越えた石油パイプラインが全線開通し、正式な操業が始まったことを意味します。
中国の石油業界の関係者は、これについて、「中国初めての国境をまたいだ石油パイプラインの開通は、中国のエネルギー輸入の多様化に有利である。また、このことは、中国、カザフスタン、ロシアの3カ国の石油パイプラインがネット化されたことになり、その両国に、新たな安定した石油輸出市場を提供したことにもなる」と見ています。
中国の新疆ウイグル自治区の独山子とカザフスタンのアタスを結ぶこの石油パイプラインは、全長1200キロあまりで、石油の年間輸送量は1000万トンになる見込みです。
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