中国の長江、黄河、瀾滄江というこの三本の重要な川の発祥地である青海省の三江源地区では、今年も引き続き、生態保護のための住民移転が行われます。青海省は今年８８００万元を投入して生態保護のために１万１０００人の住民を移転させる計画です。

　三江源地区の生態保護のための住民移転しプロジェクトが２００４年にスタートしてから、これまでに引っ越しした住民は１万人を上回りました。

　三江源地区は中国で面積が最も大きく、海抜が最も高い天然の湿地です。ここ数年、開発が盛んに行われたことから、この地区の生態が損なわれました。