徐静蕾監督の新作映画『夢想照進現実』がまもなく公開となるのに続き、丁小明監督の『榕樹下的春天(春、ガジュマルの木の下で)』が北京・星美劇場で上映されることになりました。「不良少年などいない。いるのは不幸な少年たちだけだ」。若手監督が描く少年達の物語に期待が高まっています。
この作品は、丁監督が数年の構想期間を経て制作したものです。物語の主人公は、経済的に苦しい家庭に生まれ育った少年・藍天です。藍天の両親はマージャンばかりして、藍天に教育を受けさせる気がありません。一方、謝陽という少年は裕福な家庭に生まれ育ちますが、両親が過保護に育てたため世の中のことを何も知りません。ある日、謝陽は、藍天の友人・ブン希を怪我させてしまいます。藍天は、「家にいるくらいなら刑務所に入ったほうがマシだ」と、謝天の代わりに入獄することを選びます。
『榕樹下的春天』は、北京を皮切りに、天津・山西・福建・新疆など全国各地で上映される予定です。(編集者YS)
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