中国の温家宝首相は21日午後、ケープタウンで、南アフリカのムベキ大統領と会談しました。
会談の中で、温家宝首相は「中国とアフリカの協力は双方の利益に合致する。中国はこれまで、一貫して、平等互恵、共同発展の原則に基づいて、アフリカ諸国との経済貿易協力を行っている。中国は債務を引き続き減免し、関税を引き下げ、投資を奨励するなどの措置を通じて、アフリカとの間で、バランスの取れた貿易を推進していく」と述べました。
これに対し、ムベキ大統領は「南アフリカは中国を平和維持と共に発展する戦略的なパートナーと認識している。両国は多くの分野で共通の利益を持っている。南アフリカは、中国との協力を強化し、両国の戦略的パートナーシップをより充実させていく」と述べました。
会談の後、双方は「中国と南アフリカとの戦略的パートナー協力に関する要綱」など13件の文書に調印しました。
会談が終わった後、温家宝首相はメディアに対し「ベムキ大統領との会談では、両国の繊維製品の貿易問題について諒解に達し、双方ともこの問題が両国の全面的な経済貿易協力に影響することはないとにんしきしている」と述べました。
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