2006年3月、四川省宝生県のパンダ保護センターは、山奥で、病気にかかったパンダを発見し、保護しました。「艶琳」と名づけられたそのパンダは、保護された当時、元気がなく、痩せていて、呼吸も途切れ途切れでした。検査の結果、「上部呼吸器感染」と診断されました。その後、2ヵ月にわたる看護によって、「艶琳」は元気を取り戻しました。
四川省宝生県は、パンダ生息県として、世界的に有名です。宝生県の人々はパンダ保護や救助、そしてパンダの生息に優れた環境を作るなどの事業に力を入れてきました。特に1979年には、蜂桶寨野生動物保護区を指定し、今では140匹以上のパンダがこの保護区の中で生活しています。また80年代には、保護区の中に、パンダ保護センターを作りました。管護員(管理保護委員)たちは毎日山中を廻って、保護区内のパンダを観察し、時には救助したりします。これまで100匹以上のパンダを保護しました。(オウギ 訳)
写真:「艶琳」に餌をやる蜂桶寨野生動物保護区鍋巴岩管理保護センターの飼育係?侯燕さん(6月15日 撮影)
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