中国の温家宝首相はエジプトのナジフ首相の招きに応じて、エジプトに対する公式友好訪問をするため、現地時間、17日の午後、カイロ入りをしました。

　温家宝首相は早速ナジフ首相と会談し、その中で、「50年前、中国とエジプトは国交を樹立し、中国とアラブ諸国との関係の扉を開いた。中国はエジプトを含むアラブ諸国と共に努力し、中国とアラブ諸国の協力フォーラムの開催などを通じて、集団的な協力を強化し、平等互恵、未来に向けた新しい型のパートナーシップを結びたい」と述べました。これに対し、ナジフ首相は、「エジプト側も、中国と共に、両国関係の発展を推進していくことを希望する」と述べました。

　会談後、温家宝首相とナジフ首相は『中国とエジプトの戦略的パートナーシップの強化に関する実施要綱』に調印しました。この要綱では「双方は各分野における豊かな成果をもたらした協力に満足すると共に、両国の戦略的パートナーシップの強化に引き続き努力することを改めて強調した」と述べています。

　この日の夜、温家宝首相は国連前事務総長でエジプト人権委員会のガリ議長を含む5人のエジプトの友人に『中国・エジプト関係樹立50周年貢献賞』を授け、彼らが両国友情のために尽くした実績を表彰しました。