中国銀行は5日、中国大陸部の株式市場への株式上場に向け、A株(人民元建て株)の公募に関する目論見書を中国証券監督管理委員会で交付した。国有銀行が大陸部・香港の両株式市場での上場の意向を示したのは、今回が始めて。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
A株市場での株式発行量は100億株以内、調達金額は200億元以内の予定。具体的な上場時期や発行額はまだ明らかにしていない。目論見書の交付に先立ち、中国銀行は早期のA株上場により、大陸部の投資家にできるだけ多くの投資収益をもたらす考えを表明していた。同行の香港上場初値が3.15香港ドル(約45円)だったことから、A株の発行価格はこれをやや上回ると予想される。(「人民網日本語版」より 2006年6月6日)
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